碁盤屋横浜棋具 囲碁教室 横濱茶館
 圍碁、いご、碁、ご、圍棊、囲棊、イゴ、奕、博奕、奕棋、エキ。黒白、鳥鷺、手談、欄柯、忘憂、坐隠 
囲碁教室 囲碁
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財団法人日本棋院

  神奈川県支部連合会
横浜囲碁会館支部 支部情報

こども囲碁教室  [月謝 1回500円] 無料体験有 子供教室、こども教室

  ジュニア囲碁クラブ©財団法人日本棋院
 ※クリックすると日本棋院のジュニアいごクラブが表示されます (^^*)

  「キッズいごページ」©財団法人日本棋院
 ※クリックすると日本棋院のキッズページが表示されます (^^*)

囲碁棋聖・囲碁名人・囲碁本因坊になろう!お子様対象の囲碁こども教室です
原則月1回以上個人指導碁も致します
 ※個人指導碁(柳下祥一、柳下裕統、多面打) 

・囲碁にご興味あるお子様(少年少女) 
・囲碁、初めてのお子さま(囲碁の打ち方から指導)から実力者(棋力アップ!アマ段位!)まで
・九段プロ棋士、特別講座あり(教室参加者対象)
・棋力判定いたします
・弱くても大丈夫!教室にかよって友達に自慢できる実力に
・特に棋力優秀でかつ本人希望並びに保護者同意の場合は、プロ育成機関(院生)に推薦いたします
 ※参考:棋力基準
・父兄同伴でいらして頂いても結構です
・(注:子供教室時間帯は「全面禁煙」です。)

対象者:5才から18才くらい迄(小学生から高校生対象)
曜日・日時:毎週土曜日 午前10時から12時 2時間
期間・回数:原則月4回 ※毎週(また都合がよろしい時のみ参加も可)ご参加ください
入会金・教室月謝: 入会金:五千円
  1回五百円 ※10回分回数券四千円あり
特待生制度:優秀でこども教室に半年以上在籍している方対象(下記参照)
プロ棋士特別講座:
参加時は別途
場所
横浜棋具
その他の費用:※次は希望者のみです。教室参加のみの場合月謝以外費用はかかりません
  ・日本棋院免状・認定状申請希望者は、申請料別途(級・段位により申請料は異なります。詳細下記
  ・こども囲碁教室時間帯以外に個人指導碁を希望する場合は下記別途
  ・大会出場する場合、参加費・登録費        
持参する物:特になし


一般教室

対象者:学生外(大人からシニア迄)
曜日・日時:毎週土曜日 午前10時から12時 2時間
期間・回数:原則月4回 ※毎週(また都合がよろしい時のみ参加も可)ご参加ください
入会金・教室月謝: 入会金:五千円
  1回千円
その他:上記こども教室に同じ


特待生制度

曜日:毎月第2日曜日(第3日曜日に変更する場合あり)
時間:午前10時から午後5時まで
月謝:1日千五百円(または、回数券3枚)
対象:上記こども教室参照
その他:
昼食付き


(履歴)
 2004 6/1 囲碁教室 開講
 2005 2/1 募集一時中止
 2005.4/1 月謝改定。募集再開
 2005.6/18 月謝改定
 2005.11/1 見学(無料)設定
 2007.4/1  入会金変更
 2008.10.1 一般教室開始


囲碁教室(一般個人指導)

・マンツーマンにて個人指導いたします(指導囲碁)。

対象者:高校生以上、老若男女問いません
曜日:水曜日を除く毎日
時間:午後10時から午後8時
期間・回数:原則月4回 ※1回90分
場所:碁盤屋横浜棋具
指導:柳下祥一、柳下裕統
入会金:
五千円
月謝:

  一般 一万円/月(4回)

囲碁個人指導(出張)
囲碁 囲碁 囲碁

・マンツーマンにて個人指導いたします(指導囲碁)。
・場所は、(横浜市内の)ご自宅・会社いずれでも可能です。
・棋力により、アマ六段迄申請いたします。 [日本棋院 許状]
 (アマ七段・八段は、プロ棋士により判断いたします。)

対象者:老若男女問いません
曜日・日時:場所により異なる(下記参照)午前10時から午後8時の内「1時間または2時間
  ※それ以外の曜日要相談
期間・回数:原則月1回から4回 ※曜日・時間・回数は、ご相談に応じます
場所
  1.横浜市内 ご自宅、会社  ※日曜・火曜・木曜・金曜  一名様から五名様
  2.碁盤屋横浜棋具      ※日曜・火曜・木曜・金曜  一名様或いは二名様
指導:柳下祥一、柳下裕統
入会金:
なし
月謝:

  1.五千円/1回(二時間)/人 ※回数分
  2.三千円/1回(一時間)/人 ※回数分
出張費・座敷使用料:
  1.出張費 ご指定場所の場合(ご自宅或いは会社)  千円/回
用意する物:
  1.ご自宅或いは会社の場合は、囲碁道具
  2.碁盤屋横浜棋具の場合、特になし。
    ※店舗内の座敷コーナになります

講師

▽中谷純子 (日本棋院 旧・横浜日の出支部 支部長)
▽府川浩二 アマ六段 (全国こども囲碁普及会神奈川大会実行委員会事務局所属、日本棋院横浜囲碁会館支部支部長)
柳下祥一  アマ六段相当 (日本棋院横浜囲碁会館支部幹事長、明治大学囲碁部元主将、横浜棋具店長、若葉会所属)
柳下裕統  アマ六段相当 (日本棋院横浜囲碁会館支部会員、横浜棋具、若葉会所属) ※若葉会:神奈川県内アマ囲碁会

体験(無料)

子供囲碁教室は、「無料体験」できます。一度(友人と一緒に又は保護者同伴で)遊びに来てください。
※最初の1回に限り、無料で囲碁教室の体験ができます(参加時:氏名、住所、年齢、連絡先 記入必要)
※事前(当日可)に電話(担当:中谷)でご連絡をお願い致します。

免状

アマ 25級から一級、初段から八段
日本棋院 段免状・級免状・級認定状
※免状を取得する方法「@プロ棋士の推薦によるA日本棋院の支部の会員が、支部長(横浜囲碁会館支部長名)の推薦を受ける」による。
日本棋院免状・認定状申請希望者は、申請料が必要です。
※棋力により、アマ六段迄申請いたします。 [日本棋院 許状]
 (アマ七段・八段は、プロ棋士により判断いたします。)

場所

神奈川県横浜市
1.中区、桜木町 横浜棋具 
2.ご自宅或いは会社

教室スケジュール

 
日(曜日) 時間 場所 備考
毎週土曜日 10:00-12:00 横浜棋具 子供教室
月曜日・木曜日 17:00-20:00 横浜棋具 一般教室
火曜・木曜・金曜 17:00-20:00 横浜棋具 一般教室

お問い合せ

1.こども囲碁教室・囲碁教室(一般)・個人指導囲碁 参加お申し込み・お問い合せは、 横浜棋具電話又はメール)まで、お願いいたします。
2.随時募集をしておりますので、お好きな時から開始できます。


アマ大会

 横浜市在住の場合、次の各大会の予選に参加できます。
 (1)アマ本因坊戦(毎日新聞社)
 (2)アマ十傑戦(朝日新聞社)
 (3)赤旗名人戦(赤旗)
 (4)全国囲碁大会(J-COM Broadband)
 (5)全日本女流アマ選手権戦(日本棋院)
 (6)日本棋院全国支部対抗戦(日本棋院)
 (7)神奈川県囲碁ブロック戦(神奈川新聞社)
 (8)少年少女名人戦(日本棋院)
 (9)任天堂こども囲碁大会(任天堂)
 (10)全国少年少女囲碁大会 神奈川県少年少女囲碁大会
 (11)全日本こども囲碁大会 神奈川県大会
 (12)神奈川県小中学生段級位認定大会
 (13)神奈川県中学校囲碁選手権大会
 (14)神奈川県小学校囲碁大会
 (15)横浜市各区民大会

リンク(及びこども囲碁教室関連団体
 財団法人日本棋院
 財団法人関西棋院
 日本棋院神奈川県支部連合会
 全国子供囲碁普及会
 神奈川県小学校囲碁連盟
 神奈川県中学校囲碁連盟


貸対局室(和室)
 和室四畳半(定員4名様迄)
 [道具付(お茶付) 半日(4時間)9,500円、一日(7時間)15,000円、一日延長(12時間以内)20,000円]
 詳細・お問合せ・お申し込み;こちら
 



囲碁について

囲碁 囲碁 囲碁格言集
(中谷文吾 監修)
お手入れの栞
(碁盤屋横浜棋具)

囲碁入門テキスト
Copyright©1999-2002 財団法人 関西棋院

1.歴史
 (1)碁の起源
  約四千年前に中国で生まれたどいう伝説がある。中国「蕘(ぎょう)」の時代(紀元前2,350年頃)、
  「蕘帝が碁技を発明して丹朱に教えた」という伝説が存在する。
  他に
  「舜帝が子供の商均に国を治め天下太平の秘訣を教える教材として考案した」
  という伝説がある。
  ※但し、後年の創作伝説である可能性がある。
  ※ルーツに関しては、次の諸説がある。
  ・古代遊戯・原始遊戯から考察すると、「砂に指で縦横5本の線を引き、交互に石をおく[石取りゲーム](五道二十五路)」
  ・六博(双陸)、塞(格五)、弾棋等と同じく「八道六十四方格」。易筮と関連を持つ。
  ・中國古傅承本を参考にすると、古代王者の政事をとる場所であった「明堂」からとったもの。
 (2)碁の原型
  唐の時代、陸象山の『五雑俎』によると「碁は古い時代には縦横十七道、二百八十九路であったが
  唐の時代に碁の技術が進歩するにつれ、十九道三百六十一路に改められた」と記され
  『碁局縦横十七道合二百八十九道其制作視今少七十二道漢魏以前想皆如是正矣』
  他の文献と合わせ、漢魏以前の基盤は縦横十七道二百八十九路とされている。
  十七道盤には、十七道九星盤(17路9星)・十七道十三星盤(17路13星)・十七道五星盤(17路5星)が存在していた。
  ※漢代古墳、望都から石製十七路盤(五星盤)が発掘されて証明された(墓の年は光和五年)。
  参考に、十九道盤には、現在の日本十九道九星盤(19路9星)・近年中国十九道五星盤(19路5星)
  と古代中国十九道十七星盤(19路17星)がある。
 (3)日本への渡来
  囲碁全史『坐隠雑叢』(明治37年)によると「碁の伝来は少なくとも推古朝以前」としている。
  万葉集巻九に「碁師が歌二首」、古事記の神話の中で「おのごろじま」の1字に「碁」を使用している、
  六国史に碁に関する記載がある、これらから、四世紀半ば、三韓時代に仏教その他の文化とともに
  輸入されたという三韓伝来説がある。
 (4)ルールの変貌
  1.互先方式
  初期は、互先・事前置石法であり、初手は二子づつ対角の星に置きあって打ち始める(9星盤・5星盤の場合)。
  これは安土桃山時代迄続いた(中国においては、清の時代迄)。
  初手に白(当時は先手白:後述)三子(一子は天)・黒二子に置いて打ち始める時代もあった(「玄玄碁経集」)
  ※これらは、十七路五星盤でも同様、事前置碁(かつ先手側に初手固定)である。
  他に、17路13星盤において初手六子づつ配置する古代中国からチベット(西蔵)に伝承したものがある
  (碁の原型(原始碁盤)という説もある、現在シッキム(錫金)とチベット(西蔵)で現存している)。
  19路17星盤においては初手八子づつ配置して打ち始めるものがある(朝鮮において百済時代から李氏朝鮮時代)。
  ※その発生順・伝達順は、不明である。尚、十七道盤が最初である事は「(2)碁の原型」の通りである。
  日本において、互先・自由布石法(現行方式)が日本独自の発想により生まれ、
  そして、初代名人大因坊算砂の登場する時代に移る。
   2.黒先
  江戸時代初期迄は、先手が白からであり、いつしか黒先となった。
  ※当時は、中国思想から、黒は「玄」上手、白が下手とし、先手が白であった。
   3.コミ出し
  先手有利差解消のコミ出しの導入は近年からであり、初期は、三目、四目、四目半、五目半と移っている。
  現在の5目半では先手側若干(約53%先手勝利)有利であり、6目半に移行されるかと思われる。
  ※現在、中国では7目(中国では6目半を使用しないのは別に理由がある)、韓国では6目半を採用している。
   4.中国式と日本式の相違点
  上記以外にも、「異国にては、打仕舞作り候節、石を取替申候由承及候。其段仕方存不申候」
  と計算方式が異なっていた(現在も同じある)。
  基本定則『中国様式は最後に盤上にある活き石の多い方を勝とする』であり、
  ・「ダメ」はない、最後までツメ合う。・互いの取石は、計算に無関係。・地の中に1目置いても、損にならない。
  ・計算は一方だけやる。・終局は「何子半」というように半子つく。
  (361/2を持ち点とし、一方の活き石がどれだけ多かか少ないかで決める。一方が180.5より多ければ勝ちであり、
   その差なのであるから半子の差がつく)

2.日本囲碁規約(様式)
 日本囲碁規約  日本囲碁規約逐条解説  囲碁規約(旧)  囲碁規約附属(囲碁作法に関する特別規定)
  ※囲碁という宇宙 のページから

 ルールの解説 入門書「囲碁入門テキスト
  ※財団法人関西棋院 のページから

3.囲碁禅語・格言
 囲碁十訣 (劉仲甫 作)
  1 不徳貧勝(貧れば勝ちを得ず)
  2 入界宜暖(界に入れば宜しく暖なるべし)
  3 攻波願我(彼を攻めるに和rを願みよ)
  4 棄子争先(子を棄てて先を争え)
  5 捨小就大(小を捨て大に就く)
  6 逢危須棄(危うきに逢わば須らく棄つべし)
  7 慎勿軽速(慎みて軽速なれ勿れ)
  8 動須相応(動けば須相応ずべし)
  9 彼強自保(彼強ければ自ら保て)
 10 勢弧取和(勢弧なれば和を取れ)

 囲碁十訓 (柳田泰 作)
  1 正心慎身(心を正しく身を慎む)
  2 虚己臨戦(己を虚しくして戦に臨む)
  3 対盤厚礼(盤に対しては礼を厚くす)
  4 下子沈静(子を下すに沈静)
  5 攻防究精(攻防には精を究む)
  6 活殺含真(活殺真を含む)
  7 時入虎穴(時に虎穴に入る)
  8 敢莫猪突(敢えて猪突するなかれ)
  9 是機応変(是れ機変に応ず)
 10 玄遠無窮(玄遠にして無窮)

 囲碁十章 (柳田泰 作)
  1 乾坤一局碁(乾坤一局の碁)
  2 攻防自表裏(攻防自ずから表裏をなす)
  3 軽妙有脈絡(軽妙なれど脈絡あり)
  4 重厚無偏狭(重厚なれども偏狭することなし)
  5 四隅相呼応(四隅相呼応し)
  6 方円貴調和(方円調和を貴ぶ)
  7 虚実与動静(虚実と動静と)
  8 臨機而変化(機に臨んで而して変化す)
  9 深矣君子技(深いかな君子の技)
 10 盤上見宇宙(盤上に宇宙を見るごとし)

 囲碁五得 (柳田泰 作)
   得好友
   得人和
   得教訓
   得心悟
   得天寿

 囲碁心得之事 (新撰碁経大全)
  一、目算すまじきこと。勝をおもへば、たるむものなり。負とおもへば無理がでるなり。只、善悪をみて打つべし。勝ちはそのなかにあり。
  一、かりにも、だます心持すべからず。
  一、番数を勝すとしめてうつべし。
  一、なかきとて、せつくは無理と心得べし。
  一、強きとておそるべからず。又、恐れぬもあしきなり。
  一、弱きとてあなどるべからず。又、ぬるきもあしきなり。
  一、先きよりにくさは言は勝負にて勝つべし。
  一、右を案じる時は左に手ありとしるべし。左を案じる時は右の手ありと心得べし。中を見るときははしに手ありと気つきよし。
  一、上手とまれに打つ時、囲碁をしまひて用を網まんと思ふ人は必ず負と心得べし。用を仕廻いて打かゝるべし。
  一、手をみる事悪く、人には見せよ。
  一、惣じて碁の上り下りを見るには、石多く切る時には下ると知るべし。三きれよりして上ると心得べし。
  一、上手より劫をしかける時にげべからず。かずにのりおとすもの也。夫も能々大勝ならず。しまひてよし見合。
  一、盤にかゝる時ははやく打ちしまいんと思へば負なり。いかにもぶらぶら打つべし。夫もあまりながきはぬるきに似る。

 碁の徳三十三箇条 (邯鄲亦寝夢 初巻)※大略、抜粋
  一、碁を能く打つようになれば、遠国にまで名前が知られるようになり、家や故郷の誉であり先祖や親への孝行の道となる。
  一、大将は部下に碁を打たせて、その賢愚や得矢を知ることができる。
  一、碁を打つ人は高位、大名の方の席へも出ることができる。
  一、十二、三歳で碁を能く打つと、召出されて御和行をいただく事がある。
  一、碁が打てると仕官をする時に役立ち、能く打てると出世ができる。
  一、諸士方が御奉公した時に、碁が打てると門限を過ぎても御免になり、外へ出て打つ時には一日二日の御暇がいただける。
  一、茶の湯、傾城買は金銀が多くかかり、賭博や歌歌留多は人柄が悪くなる。碁を打つのは少しの入用で倹約になり、人柄も良くなる。
  一、碁を能く打つ者は旅へ出ても先々で御馳走になる。
  一、田舎向に勧化や建立を頼む時には碁会をすると人が集まる。
  一、家元の四家の内で碁を稽古した人は、たとえ弱くとも筋蝕が良ければ、碁の指南で渡世できる。
  一、碁を打って渡世する人は諸国に救けてくれる人がいる。
  一、碁を知っていると湯治場などで楽も多く、知人もできる。
  一、商人で碁を能く打つ者は、諸士方が店へ来て商売の役に立つ。
  一、五里十里の川舟で行く時に碁を打てば、骨牌を弄ぶより良い人柄にみられる。
  一、大勢手代を雇っている人は、碁盤を買い調えておいて隙な時に打たせたら、手代共は外へ遊びに出ない。
  一、子供に碁を教えると、悪友と交わることもなく夜遊びもしない。
  一、碁を打っている間は善悪を忘れ、無心無我で仏神の御心に叶う。
  一、碁を好く人は、病気の時も打ちたい時に打てば毒ではなく養生にもなる。
  一、碁を好む人は外出の時に少し暇があれば碁を打って気を養うことができる。
  一、戦場にて永陣の時は、碁将棋雙六を打って過ごすことができる。

 囲碁雑考 (幸田露伴 著)
   全文 ※青空文庫より

 囲碁格言集 (中西文吾 監修)
   囲碁格言集 囲碁20徳


4.プロへの道
 院生入門基準 専門棋士に対して次のような基準を上回ることが必要。
 小学生4年生 6子  小学生5年生 5子  小学生6年生 4子 14歳未満の中学生 3子 中学生 2子(特例)

5.囲碁雑学
 (1)世界最古の棋書及び棋譜
  中国北宋195年頃『忘憂清楽集』、同掲載の孫策と呂範の碁。
  ※19路盤(星印は5つ)43手まで
  ※参考に、日本最古の碁書は正治元年「囲碁式:玄尊著」、
   日本最古の棋譜は建長5年に日蓮とその弟子吉祥丸(後の日朗)の棋譜
  但し、世界最古の棋譜と日本最古の棋譜に関してはどちらも偽作が有説
 (2)一手長考記録
  明治40年12月2日十番碁第1局 田村保寿七段・中川千治六段(先)
  保寿七段の白148手目での考慮時間8時間
  ※最後まで読み切ったといわれている
 (3)大石せんめつ局
  昭和62年6月1日棋聖戦パラマス戦 趙善津四段(先)・三村智保二段
  62子黒石が捕獲された。
 (4)最長手数局
  昭和25年12月20・21日 日本棋院大手合 山部俊郎五段・星野紀三段(先)
  411手(77回コウあり) 結果先手2目勝ち
 (5)最少手数局
  昭和41年4月7日 本因坊戦予選 前田陳爾九段・梶和為五段(先)
  142手(最後迄打たれた局) 結果後手1目半勝ち
 (6)公式戦初の四コウ
  昭和38年7月5日 十傑戦予選 五十嵐正雄七段・橋本誼七段
 (7)史上初の『長生
  日本囲碁規約第12条(無勝負)条項。同一局面反復時の無勝負
  平成元年1月28日研修手合 黒滝正憲(院生)先・河野光樹(院生)
  147手完無勝負
  ※古来、実戦でできるとは考えられないと思われていた
 (8)公式戦史上初の『石柱
  昭和26年大手合 本田幸子初段(先)・山本豊二段
  白が盤端から盤端に一直線19子、並んだ

(文責:乾信治)


参考文献:
 坐隠談叢(全五巻):安藤如意著;安藤如意発行:明治37年1月10日
 坐隠談叢:安藤如意原著・渡邊英夫改補:新樹社:昭和30年7月30日
 囲碁百科辞典-綜合囲碁講座別巻-:林裕著:金園社:昭和40年8月1日
 新囲碁全書:林裕著:金園社:昭和43年8月1日
 碁:増川宏一:法政大学出版局:昭和62年12月1日
 盤上遊戯:増川宏一:法政大学出版局:昭和53年7月10日
 中国の碁:安永一:時事通信社:昭和52年9月1日
 囲碁面白なんでも百科 NEW別冊囲碁クラブNO.10:囲碁棋院編:日本棋院:昭和61年12月20日
 日本棋院有段者名簿:日本棋院:平成7年4月1日
 囲碁の文化誌:水谷藤尾:日本棋院:平成13年11月11日


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