銘棋具 お手入れの栞
銘棋具 お手入れの栞
 
[碁盤・将棋盤について] [榧について] [碁石について] [碁笥について] [駒について]
 
囲碁教室将棋教室
碁盤屋横浜棋院

碁盤・将棋盤について

ご愛蔵の大切な盤には、覆(桐蓋・布カバー)をかけて保存して下さい。
通常は柔らかい布で軽く空拭きしますと、汚れはとれ艶もでてきます。
棋具のお手入れは、空拭きが好ましく、水拭きは避けて下さい。

「盤は生きています」
極端な温度や湿度をきらい、強い冷暖房の効いたところや直射日光の当たるところ、
風通しの良すぎるところは疵ヒビ割れの原因となります。
又、盤の表面には割れ止めのため、ロウ・ワックス処理が施してあります。
削り取ったり、こすりとったりしますと効果がなくなりますのでご注意下さい。
なお、長い間使わずにおきますとロウ・ワックスが白く吹き出る事がありますが
布で軽くお拭きになればすぐにとれますので、ご安心下さい。

榧について

本榧盤につきましても、上記と同様のお手入れで、滅多に割れるような事はございませんが、
万一割れても割れ目に塵チリの入らないようにセロテープを貼る。
盤専用のロウを刷り込む等のお手入れで、ほぼ元通りになり、疵ヒビ後が残りません。

榧の特長  ワレて榧 ツイて榧
榧の樹命  槇千年 榧限りなし
榧の打味  榧は絹 桂は木綿

尚、ご修理、製作盤のご用命もお申し付け下さい。
お手持ちの盤の下取り交換も承っております。
お気軽にご相談頂けましたら幸甚です。

碁石について

白石(蛤碁石)は、ご使用後空拭きして下さい。多少汚れが目立つ場合には、
湿った布で抜き、その後、乾いた布で良く拭いて下さい。
熱い湯や洗剤を使用しますと石がもろくなり欠ける原因となりますのでご注意下さい。
黒石(那智黒石)は、ご購入時には、碁石保護のため、少量の椿油が付いておりますので、
拭きとってからご使用ください。
又、那智黒石も白蛤碁石同様、ご使用後、空拭きして下さい。

碁笥について

碁笥を使用される前には中を空拭きして下さい。
尚、碁石の保護のため、中に柔らかい布を敷かれる事をお勧めします。

駒について

本黄楊ツゲは、使い始めに一つ一つを椿油で湿した布で拭きあげますと、
汚れがつかず飴色になり、使いよい駒になります。
初めの一〜二ヶ月間が大切ですので三〜四回この方法を繰り返して使い込んで頂きたいと思います。

(注)椿油は、つけ過ぎますと駒を痛める原因となりますので、
二〜三週間に一度の割合で拭きあげ、余分な油分は拭き取って下さい。
後は空拭きで充分です。